1日の始まり「朝」の重要性
- 朝日を浴びる
- 水を飲む
- 朝食に果物を食べる
- 軽いストレッチをする
朝の過ごし方を変えれば体質は大きく変わります。40代になり「太りやすくなった」「疲れやすくなった」そう感じている人はこの4つの習慣を実践してみてください。朝に行うたった4つの習慣が、体質を変える一歩になります。
朝にやるべき4つの痩せ習慣
朝日を浴びる
人の体内時計は、1日24時間のリズムと微妙にズレています。それをリセットするのが、起床時に陽の光を浴びることと朝食を摂ることです。
体内時計のリズムがズレたままだと自律神経の乱れにつながります。後述しますが、自律神経が乱れているとダイエットは上手くいきません。
【朝日を浴びる効果】
朝日を浴びると「セロトニン」が増える効果があります。セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで「幸せホルモン」とも呼ばれています。セロトニンは精神状態に大きく関係しています。不足するとイライラやストレス、意欲減退などの原因になり、増えるとやる気や幸福感が向上します。
【自律神経とダイエットの関係】
食欲は交感神経優位の時オフになり、副交感神経が優位の時オンになります。自律神経が乱れると過剰に交感神経が働き、その反動で副交感神経がオンになった時に過食しやすくなります。
1日の自律神経のリズムが整っていれば、自然な食生活になりますが、自律神経が乱れると夜間に間食しやすくなったり、食行動が乱れがちになってしまいます。
水を飲む
朝バタバタと忙しく、水も飲まない、朝食も食べないという人をよく見かけます。起床後に水を飲むことは血流を促進させ代謝を高めてくれます。冬場など冷えやすい時期や、冷え性の人はお白湯を飲むようにしてください(必ずうがいをした後に飲むこと)。
【水の効果について】
水は栄養素ではありませんが、人間の体に不可欠な成分です。血液など体液の主な成分になるほか、「体温調整、栄養素の代謝、血流促進、老廃物の排出、脂肪燃焼促進」とあらゆる働きをしています。
【水分不足だと脂肪は燃焼しない】
対脂肪燃焼と聞くと、CMで見かけるお茶やヴァームウォーターなどをイメージするかもしれません。しかし最も重要なのは「水」です。水分不足では効率のよい脂肪燃焼はされません。まずは十分な水分摂取が第一です(この場合の水分摂取とは水を飲むこと)。
朝食に果物を食べる
「朝の果物は金」ということわざがあるように、朝に果物を食べることは様々な効果があります。
- 代謝を促進する
- 排便を促す
- 血糖値を急上昇させずにエネルギーを補給できる
代謝を促進する
果物はビタミン・ミネラルの宝庫です。ビタミン・ミネラルは体内で代謝のサポートや様々な生理現象に重要な役割を果たしています。酵素食品でもあるので、朝、果物から酵素を摂取することで、体内酵素をより多く代謝に使うことができます。
排便を促す
人間の体のリズムは基本的に朝が排泄の時間帯です。朝、スムーズに排便を促すためには胃腸に重みを与えることです。水分量の多い果物は効率よく胃腸に重みを与えることができます。
血糖値を急上昇させずにエネルギー源を補給できる
朝は1日の始まりなので、エネルギー源は摂取しないといけません。だからといって、血糖値を急上昇させるような食品は控えないといけません。果物はGI値が低く、血糖値を急上昇させずにエネルギーを補給できる食品です。
軽いストレッチをする
朝は体が硬い状態です。ストレッチをすることで体がほぐれ血流も良くなります。
【朝のストレッチの効果】
- 脂肪燃焼しやすい状態になる
ストレッチをすることで筋温が上がり代謝が向上します。それにより脂肪も燃焼しやすくなります。
- ケガや不調の予防
ストレッチで体がほぐれることで、ケガや不調(腰痛や肩こりなど)の予防にもなります。
- 生活リズムが良くなる
朝、運動するにはそれなりに早起きになります。1日の身体活動量も増えるので、自然と夜眠くなり早寝早起きの良い習慣につながっていきます。
まとめ
朝の時間を充実させることは生活リズムが良くなり、ダイエットにかかわらず多くのメリットをもたらします。「ダイエットが上手くいかない」そう感じている人は、まず朝の時間を意識してみましょう。
1.栄養の基本がわかる図解事典
2.栄養素の通になる 上西一弘
3.やさしい自律神経生理学ー命を支える仕組み 鈴木郁子
4.自律神経美人をつくる126の習慣 小林弘幸
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6.ビタミン・ミネラル革命 山田豊文