ジョギングとウォーキングの消費カロリーの違い

朝のジョギング

この記事を書いた人

小泉誠 小泉誠 グロウゲート代表

パーソナルトレーナー 
柔道整復師 
ボクシングトレーナー
世田谷区用賀にある体幹トレーニング専門サロン「グロウゲート」代表。2016年より当サロンを運営し、40代50代のトレーニングやコンディショニング、ダイエットに従事している。

目次

ジョギングとウォーキングのメリット・デメリット

メリットデメリット
ジョギング・痩せやすい
・時間単位の消費カロリーが高い
・筋力向上効果が高い
・心肺機能向上効果が高い
・酸化しやすい
・膝や腰への負担が大きい   
ウォーキング・運動初心者にも手軽にできる
・時間単位の消費カロリーは低い

ジョギングの方が運動強度が高い分、身体への効果が高くその分負担もやや大きくなることが挙げられます。

1ヶ月続けた時の消費カロリーの違い

(例)女性 160cm 64kg(BMI25)
1回あたり(60分)1ヶ月(30日)
ジョギング(時速6.4km)403キロカロリー6448キロカロリー
ウォーキング(時速3km)201キロカロリー3216キロカロリー

160cm、64kgの女性を例に1回あたりと1ヶ月間の消費カロリーを算出しています。消費カロリーは個人の筋肉量や筋力によっても異なるため、あくまで参考として捉えてください。

ダイエットに効果的なのはどっち?

脂肪燃焼

ダイエットをする上で個人の要素(身体の状態、生活スタイル、性格など)が大きく関与するため、その人にとってどちらが効果的かは一概には言えません。しかし単純に比較した場合、痩せやすいのはジョギングです。

ゆっくり歩いた方が脂肪燃焼に効果的と言われることが多く、ゆっくり歩くダイエットを実践している人も多いと思います。しかし多くの人が全然痩せないといって継続できずにいます。それもそのはずで、先ほどの1ヶ月の消費カロリーを見ていただければわかりますが、毎日1時間歩いても1ヶ月で3000キロカロリーちょっとです。

食事制限なども取り入れたとしても、ウォーキングによる体重減少効果は低いのです。結果的に効果を感じられずに多くに人が途中で挫折してしまうのです。

消費カロリー以外のダイエット効果

ジョギングやウォーキングなど有酸素運動には脂肪燃焼以外にも以下のダイエット効果があります。

  • 筋力向上による生活代謝の向上
  • インスリン感受性の改善

同じ動作をしていても筋力が高い人の方が消費カロリーは多くなります。これは身体を動かす力、支える力が強いほどエネルギーが必要だからです。例えば姿勢が良い人の方が姿勢保持筋が強く、そのためにより多くのエネルギーを使っています。

また有酸素運動にはインスリンの感受性を改善する効果があることがわかっています。インスリン感受性の低下は、糖尿病の要因にもなるので積極的な改善が必要となります。

インスリン感受性とは

簡単に言うとインスリンの効き具合のことです。インスリン感受性が低下するほどインスリンが効きにくくなり、血糖値が下がりにくくなったり、インスリンの分泌不全が起こります。

ダイエットに有酸素運動は必要?

近年のダイエットは筋トレを重要視しますが、効率よく痩せるよりよいダイエットには有酸素運動は絶対に必要です。

ダイエットに有酸素運動が必要な理由
  • 脂肪燃焼効率が良い
  • インスリン感受性の改善効果がある

ここに挙げたのはあくまでダイエットに対してですが、そもそも人が健康的に歳を取っていくために、有酸素運動で心肺機能の維持や足腰の筋力維持が絶対に必要になります。「ダイエットに」という括りではなく、健康的に生きていく上で必要なのです。

まとめ

個人的な見解としてはゆっくり歩くより、ジョギングもしくは早歩きの方がダイエットには効果的と考えています。実際の体重減少も大きく異なってくるので、ゆっくりウォーキングで全然痩せない、という人は少し速度を上げて行ってみてください。

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