慢性腰痛を改善するストレッチポールエクササイズ

ストレッチポール

この記事を書いた人

小泉誠 小泉誠 グロウゲート代表

パーソナルトレーナー 
柔道整復師 
ボクシングトレーナー
世田谷区用賀にある体幹トレーニング専門サロン「グロウゲート」代表。2016年より当サロンを運営し、40代50代のトレーニングやコンディショニング、ダイエットに従事している。

腰痛に悩んでいる人は多くいますが、ほとんどのケースが非特異的腰痛と言われるものです。病院で特別な治療などは必要とせず、基本的には筋力や柔軟性などフィジカルの改善や、生活スタイルの見直しなどが必要となります。特に慢性腰痛改善に重要な、体幹部の安定性強化に効果的なストレッチポールエクササイズをご紹介します。

目次

腰痛の種類

腰痛の種類は大きく大別すると特異的腰痛と非特異的腰痛に分かれます。腰痛のうち原因が明らかな特異的腰痛は15%程度、約85%は原因が明らかではない非特異的腰痛とされています。つまり腰痛のほとんどは身体の構造的には問題がない状態で起きているということです。

腰が痛くて整形外科に行ったけど、ドクターに「特に問題はありません。体重を減らしたり、運動をして筋力をつけたり柔軟性をあげてください」と言われておしまい。なんて経験、あなたもないでしょうか?これらはすべて非特異的腰痛です。病院で治療するというより、身体を変えていくことや生活スタイルを見直すことをしないと改善していかないのです。

また症状としては急性と慢性に分かれます。ぎっくり腰や何かの動作で急に痛くなった状態は急性腰痛となります。反対に3カ月以上続くような痛みは慢性痛と定義されます。腰痛持ちと表現される方がいますが、これは慢性痛に分類され、腰痛で悩んでいる多くの人は慢性腰痛に該当します。

特異的腰痛とは痛みの原因となる疾患が特定できるものです。比較的多いのは腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎分離すべり症などです。

腰痛改善に絶対に必要なこと

腰痛改善に絶対に必要なことは腹部の筋力強化です。特にインナーユニットを鍛え、骨盤や腰椎の安定性を強化することが重要です。

インナーユニット

インナーユニット

腹腔壁を構成する筋群で、主に横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群などで構成されます。インナーユニットは腹腔内圧を保つ働きをし、骨盤や腰椎の安定に貢献しています。インナーユニットが弱化すると腰痛や仙腸関節痛の原因になります。

ストレッチポールを使った腰痛改善エクササイズ

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